初心者の人がクラシックギターを選ぶときは何から選ぶと良いでしょうか?サイズや弾きやすさ、音色、音量を基準に決めると良いと思います。
サイズ
初心者の方がギターを選ぶときに1番重要なのはサイズです。
例えば小さい子供が大人用の楽器を使って練習しても、左手に無理があるのでおすすめできません。きちんと子供用のギターから始めましょう。
女性の手の小さい方、握力が弱い方は、ショートスケールのギターから始めましょう。スケールとは弦の端から端までの長さです。ショートスケールは630mm〜640mmのギターになります。
手が大きい男性の方は通常サイズ650mmのギターから始めましょう。
弾きやすさ
最近はあまり見かけませんが、極端に弦高が高いギターがまれにあります。弦高というのは指板から弦の高さで、高いと音量は出るのですが、左手の力が必要になります。楽器屋さんで購入するときは調整が可能です。適正の弦高の高さにしたものを選びましょう。
音色
クラシックギターの音色は木材で決まっていきます。
杉、シダーと言われる木材で作られたギターは音が太く甘い音色がします。
松、スプルールと言われる木材で作られた楽器は、カラッとした明るい音がします。
どちらが良い悪いでなく、好みになります。楽器は個体差がありますので実際に弾いて音色を確かめるのがおすすめです。
音量
音量は大きい方が良いと思う方も多いと思うのですが、日本の住宅事情を考えますと、最初から音量が大きい楽器を選ぶ必要はないかと思います。近所迷惑を気にして、楽しく弾けないのは逆にストレスになってきます。ある程度、上手になってきて人前で弾くことが多い方は音量を気にすると良いかもしれません。
初心者の方が楽器を選ぶときは、サイズ、音色、音量の順番から選んでみてくださいね。楽器は個体差があります。楽器屋さんで実際に弾いて選ぶのがおすすめです。
教室の生徒さんは、一緒に楽器屋さんに行ってピッタリの楽器を選んでいます。
自分のお気に入りのクラシックギターを選んで楽しいギターライフを送りましょう!